先輩インタビュー~土木部K.O.

人間関係・労働環境、共に満足。
土木部K.O.
(2021年入社)

-現在の仕事内容を教えてください。

 排水機場という、農業用水と海水が混じらないようにするための施設を建て替える現場で現場監督の仕事をしています。

 7年計画の現場で、今はその7年の内の2年目です。段階的には、工事箇所までの仮設道路を造るなど準備段階の終盤にさしかかったところです。現存する施設の隣に新しい施設を造り、それが完成したら今度は旧施設を解体する、という一連の工事になります。

 現場内に管理事務所があるので、現場の職人さん達と顔を合わせて打合せができ、事務所内に戻ってもすぐに連絡が取れるのでコミュニケーション的にも恵まれた現場環境です。

-土木の仕事に就こうと思ったきっかけは?

 小学4年生の時に大雨があり、自宅が床上浸水の被害を受けました。その時に自宅周辺で行われていた復旧工事を見て土木事業に興味を持ちました。

 進路選択の際に大学のオープンキャンパスを見て回った結果、自分は建築やデザインよりも、街づくりにかかわる仕事をしたい、と思い土木を学ぶことにしました。

-神野建設の良いところと悪いところをそれぞれ教えてください。

 先輩社員が若手に対してフレンドリーに接してくれる社風が好きですね。皆さん優しいですし、今何が大変なのかも分かってくれているので助かります。若者文化に対しても理解があるので、そういった点でもありがたいですね。

また、自分は地元で働きたいという願望が強く、全国転勤があるような勤め方は無理だと思ってるので、地域密着型というスタイルは個人的にも良いところだと思っています。その上、サーラグループの企業でもあるという安心感は大きなポイントだと思います。

かなり大きな現場の仕事ができることも大きな魅力です。他の建設関係の企業では、例えば一年中舗装工事を行うとか、管工事を行うとか、業務の幅や種類がある程度限定されたりします。神野建設ではいろいろな種類の仕事がある大きな規模の工事も請けているので、さまざまな経験ができます。

 あと、他の建設会社と比べても休日の取り方や残業を減らす取組など働き方改革が進んでいる、という所です。有給休暇の希望も、早めに申し出ておけば休めないことはまず無いですね。その辺りはお互いがうまく交代で休みが取れるような工夫というか配慮があります。

 それから、協力業者さんとの信頼関係が深く、現場で一緒になる職人さん達も「神野さんの若手なら」と特に面倒をよく見てくださいます。

 悪いところ、というか、不満ではないのですが、大雑把なところがありますね。個人的には好きなところでもあるんですけど。仕事に対して大雑把な所はないのですが、それ以外の部分だと、何でも四角四面に細かくきっちりとするのではなく、かなり余裕を与えてくれるので。仕事でしっかりしている所とのギャップなんでしょうか、優しすぎてそれが逆に不安になるときもあります。

-就職後に感じたギャップはありますか?

 正直、もっと忙しいと思っていました。建設業界は休日出勤や残業が当たり前、というイメージがあってそれなりに覚悟していたのですが、いざ入社してみると全然そんなことはありませんでした。逆に新人には残業をさせない、という取組があったり、休日出勤は年に3〜4日程度、2年目の今でも残業はひと月に10数時間しかありません。

 入社前に抱いていたイメージでは、朝礼に対して1時間から1時間半くらい前までに出勤して夜も遅くまで毎日当たり前のように仕事をすると思っていました。実際には朝は朝礼からスタートして、終わりは基本的に現場は17時に終わり、日によってそこから30分から1時間程度写真や書類の整理をして帰宅する、という1日です。

-将来的な目標を教えてください。

 協力会社の方達から「あの人と一緒に仕事がしたい」と言われる人になりたいです。

 社内的にはまだまだアナログな書類が多いので、電子化を推進していきたいと考えています。現在ひとり1台iPadが支給されていますが、正直活かしきれていません。うまく使いこなせるようになれば書類の数がすぐに減らなくても書類の作成時間は短縮できるでしょうし、稟議が回るスピードも変わってくると思います。

-就職活動中の学生さんへアドバイスをお願いします。

 CADなど机に向かう仕事が好きな人もいるでしょうが、基本的に人と関わったり話をすることが好きな人なら施工管理や現場監督の仕事に向いていると思います。

 また、学生時代にしかできないことは今のうちに経験しておいてください。例えば一週間旅行に行って見たいものを見てくるとか、社会人になってからではなかなかできなくなりますから。